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東京都 錫鋳物 堀川鋳金所の紹介

堀川鋳金所

東京 堀川鋳金所

  • 駅近
  • 持ち帰り可
  • 土日

東京の下町で美術鋳造を行っている堀川鋳金所。
100年以上の歴史を持ち、著名建築物の装飾金具をはじめとする銘板や胸像などの工芸品や作品を数多く手がけています。
鋳金は原型の型を取り、その型に高温で溶かした金属を流し込んで、かたちをつくる技法です。溶かした金属は1000℃を超える高温のものが多く、緊張感のあるモノづくりの現場を体感することができます。

この道100年。
歴史的な建造物を支える鋳金工房

西日暮里から歩いて5分ほどの所にある堀川鋳金所では、著名建築物の装飾金具をはじめとする銘板や胸像などの工芸を数多く手がけています。
100年以上の歴史を持ち、現在は3代目松本隆一さんと4代目松本育祥(やすよし)さん親子によって伝統と技術が守られ、受け継がれています。
3代目の隆一さんは荒川区登録無形文化財の保持者に認定されており、4代目の育祥さんとともに、日本伝統工芸展など数多くの作品展に出展・受賞をしており、まさに日本の伝統工芸を守る匠のお二人です。

溶けた金属を流し込んで作る、鋳金技法

鋳金とは金属工芸の技法のひとつで、鋳型(いがた)と呼ばれる型に、高温に溶かした金属を流し込んでかたちをつくる技法です。

まず、製作物の原型となるものを砂や石膏を使用して型取り、鋳型を作ります。
砂でつくる鋳型は「生型(なまがた)」と呼ばれ、砂に程よい水分を与えて押し固めて型を作ります。 小さな頃砂場でお城をつくったりお団子をつくったりしましたが、それと同じように水を含ませ固めていきます。
砂の型で金属がながせるの!?と少し不安になりますが、使うのは型を込めるための枠と砂とお水だけ。 道具を使って砂を押し固めることで、金属を流しても漏れることのないしっかりとした型を作ることができます。 実際に体験をしてみると、改めて受け継がれてきた技法や自然の力に、感動せずにはいられません。

昔ながらの技法や技術は本当に理にかなった単純なものが多く、いつも驚かされます。何がどうなっているのか分からない、というような複雑なことはなく、本当にシンプルなものばかり。だからこそ、それをコントロールして素晴らしいものづくりを行っている職人さんの技や力には本当に感動してしまいます。

茂上工芸 1茂上工芸 2

集中力と緊張感を欠かすことの出来ない作業

型が出来たら、いよいよ鋳込みへ。 堀川鋳金所では通常、唐銅(からかね)という、銅を中心とした合金を用いて鋳込みを行っています。
真っ赤に溶けた金属を型へ流し込んでいく様は、息をのむ緊張感に包まれます。1000℃を超える金属を流し込みますので、もちろん失敗は許されません。鋳込みの前には工房の神様にお守りくださるようしっかりとお願いをし、集中力と緊張感を欠かすことの出来ない、とても神聖な作業となります。
体験で使用する純錫は他の金属よりも融点が低く、真っ赤になることはありませが、その温度は300℃ほど。 今回、自分で金属を流す作業をさせて頂きましたが、(希望者の方にはご自分で流して頂けます)溶けた錫は銀色のミルクのようで、その温度を全く感じさせず、目に見えない不思議な緊張感に包まれました。 鋳込んだ金属が冷え固まったら型から外して取り出します。
外す時は本当に一瞬。砂が崩れ落ちて中から作品が出てくる瞬間は、また不思議な感覚に包まれます。砂でつくった型なので当たり前の光景なのですが、サラサラだった砂が固い型となり、またサラサラの砂に戻る様子は、なんだか初めて見るものを見ているような気持ちになりました。

純錫の箸置き&ぐい飲みづくり体験

今回体験して頂けるのは、純錫の箸置き(2個セット)づくりと、ぐいのみづくりの2種類のコース。
箸置きづくりは2種類のデザインからお好きなものをお選び頂き、型込めから仕上げまでを体験して頂きます。ぐいのみコースも同様に型込めから仕上げまでを体験して頂きますが、難易度が少し上がります。
ぐいのみは形が入り組んでいるため、砂型を合わせるのが至難の業。固くなった型とはいえ、砂でできていますので、型同士が触れてしまうとすぐに崩れてしまいます。 型が崩れてしまったら最初からやり直し、と少し難易度は上がりますが、ご自分で作った純錫のぐいのみで飲むお酒はとってもおいしいはず。
箸置きもぐいのみも純錫製で、お作り頂いたものはもちろん毎日お使い頂けます。
都内ではもちろん、なかなか体験することの出来ない鋳物の体験となっておりますので、ぜひお楽しみ頂ければと思います。

富田染工芸 3 富田染工芸 4

職人紹介 About craftsman

松本 隆一/Ryuichi Matsumoto堀川鋳金所 3代目/荒川区無形文化財保持者(工芸技術)

1970年、義父堀川次男氏(荒川区指定無形文化財保持者)に鋳造について学び、仕上げ技術について渡辺正氏(紫綬褒章・勲四等受勲者)に師事。
1988年に日本金工展初出品にて入選、以後毎年入選するなど数多くの工芸展にて受賞しています。その後1999年社団法人 日本工芸会正会員に認定、2000年には荒川区無形文化財(工芸技術)に認定されました。
この道100年以上の歴史を持つ堀川鋳金所は3代目 松本隆一さんが受け継ぎ、著名建築物の装飾金具をはじめとする工芸品などの多彩な品物を手がけています。

茂上工芸・茂上豊

松本 育祥/Yasuyoshi Matsumoto堀川鋳金所 4代目/日本工芸会準会員

2006年より堀川鋳金所にて3代目松本隆一の指導の下、鋳造の作業を開始。
2008年に第55回日本伝統工芸展に初入選し、3代目隆一さんとともに親子入選を果たす。以後数多くの工芸展にて入選しています。
若手作家によるグループ展も数多く参加しており、2013年には松本隆一・育祥による、初めての親子展も開催。
父である3代目隆一さんとともに、多彩な品物を手がけています。

 

茂上工芸・茂上豊

アクセス Access

堀川鋳金所

住所
〒116-0013 東京都荒川区西日暮里6-43-8
営業時間
9:00〜16:00(日曜・祝日休)
アクセス
JR「西日暮里」駅より徒歩5分
東京メトロ千代田線 西日暮里駅 出口3より徒歩3分
周辺情報
堀川鋳金所のある荒川区は、モノづくりのマチとして知られています。
周辺地域でも伝統工芸などの技術を受け継いだ、体験や見学を行っている工房・工場が沢山ありますので、職人体感ツアーや街歩きもおすすめの地域です。
※工房見学をする際は必ず、前もって工房にご確認ください。

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